13年ぶりの硫黄岳
それほど念願ではなかったけどマイカーを持ってもうすぐ5年になり運転にも慣れてきて、いく先々の道路状況や駐車場を心配しなくなってきました。四駆にして冬はスタッドレスタイヤに履き替えるなど、無いドラテクを少しでもカバーできるようにと軽い財布を振り絞っています。金で解決できることは金で解決すればいいじゃん、どーん。
元々は単体の趣味だったハイキングにドライブを楽しむことを組み込めるにまでに成長しました。登山口へは今までに走ったことのない道やもう一度走りたい道を選んでいます。
2023年夏に落雷で敗退した硫黄岳。
登山を始めた2011年に初めて山小屋泊をして以来ご無沙汰なことに加え、登山口である桜平駐車場までの直近約6キロダートをまた走ってみたかったこともあり、晴れ予報に合わせて向かいました。対向車との離合だけが心配でしたが、「来るな、来るな」と念じていれば来ないもので、凸凹道を堪能。SUVにしたことを自分に納得させる儀式です。
赤岩ノ頭に上がると硫黄岳山頂へ続く明るい稜線と黒黒とした横岳、赤岳など八ヶ岳が目の前に現れ、思わず声が出ます。12年ぶりに間近で見る赤岳はもう一度登ろうと思わせる迫力。中央道を走る度に眺めていましたが、近くで見ると心の動く距離が違いますね。
前夜のダルさ、駐車場からオーレン小屋までの道の退屈さ、赤岩ノ頭直下の急登など何度となく折れかけた心を励まして「来て良かった」を味わいました。