「Flatpack Travel Dripper」 キャンプでも美味しいコーヒーを淹れたい(1)
道具を背負って歩く山行と違って、車で移動するキャンプなら荷物が重くてもいいかもという私に朗報!!
組み立てるだけで手軽にアウトドアでもハンドドリップが楽しめる、「OE 345 Travel Pouring Pitcher」、「Flatpack Travel Dripper」のご紹介です。
「Orphan Espresso」はアメリカは北アイダホのメーカーで、サイトを見ると美しい手挽きミルやエスプレッソマシーン用のタンパーが並んでいて、溢れるコーヒー愛を感じます。
ではまずはピッチャーから...
「OE 345 Travel Pouring Pitcher」 アウトドア使いだけでなく、これからハンドドリップ始めたい人におすすめしたい。
「OE 345 Travel Pouring Pitcher」は、熱湯を入れても素手で掴めるように厚手のシリコンでできたドリップポット。
弾力があり、少々雑にあつかっても大丈夫そうなのでアウトドア向きかと思います。重量が250gあるので山行には要検討です。
ワシっと掴みやすいサイズ。
このピッチャーの特徴がこのギターのピックのようなステンレスのゲート。3mm、4mm、5mmの3つの穴があいており、これにより安定した湯量のハンドドリップが可能になっています。
ピッチャーを傾け過ぎてもゲートにより、お湯をドバッと粉面に落としてしまうことはありません。3つの穴で落ちる湯量の調節もできますし、動画後半にあるように点滴も簡単。公式サイトによると「extremely easy to use for anyone making pour over filter style coffee」とのことです。
ハンドドリップは点滴ができるかどうかで上手いor下手が別れるようなところもあるので、すぐにできるようになるこのピッチャーは革命的。特にこれからハンドドリップを楽しみたい方にはもっと知られていいプロダクトだと思います。
赤、青、黄色、グレイの4色から選べる「OE 345 Travel Pouring Pitcher」は、公式サイトから$24.50でBuy Nowできます。
「Flatpack Travel Dripper」
1つで2種類の日本式ドリッパーになるのが真骨頂
次はコーヒーフィルターの「Flatpack Travel Dripper」。
同じくシリコン製で、3つのボタンをはめると円錐型になり、円錐ペーパーを装着、カップやサーバーにドーナツ型のチタン製ディスクを乗せるとドリップの準備完了です。付属のケースに収納できるので持ち運びも便利。
ケースは厚手のキャンバス製でなんかオシャレ。円錐ペーパーも入ります。
さて、Flatpack Travel Dripperはシリコンの両面にそれぞれ違う長さの違リブがあるのがミソ。
こちらが短いリブ。丸めるとこうなります。
ハンドドリッパーならこのリブの長さにピンと来たかもですが、Kono式フィルター風になります。
そしてこちらの長い方は...
ぐるぐるしてませんが、harioのV60風に。
公式サイトには下記のように解説されています。
「V60 on one side, and Kono on the other. 」
旅行用とは言いながらも、1つで日本式のハンドドリップを2つも楽しめるフィルターというのが「Flatpack Travel Dripper」の正体でした。
使い心地はKonoやV60のようなペーパードリップの手軽さそのままです。淹れた後のゴミ処理も楽チンですので、キャンプにも山行にも活躍するでしょう。
1つだけ難点をあげると、カップの上に設置するディスクによって上から液面が見えなくなるので、どのくらいコーヒーが落ちたかが分からない。時々ディスクごと持ち上げて確認する必要があります。この点だけ改良を望みます。
色は1色。ペーパーが10枚付属して$70。
公式サイトからBuy Nowできます。
「Flatpack Travel Dripper」
ピッチャーとドリッパーに送料を加えて$118.24(2019年4月)。
「OE 345 Travel Pouring Pitcher」と「Flatpack Travel Dripper」を使えば、キャンプの朝5時にテントの側で盛大に鳴くカラスの群に起こされたとしても、淹れたコーヒーの美味しさが素晴らしい1日を約束してくれるでしょう。
ハンドドリップに自信がない人でも、キャンプでKonoやV60でドリップしたようなコーヒーを楽しめると思います。
ぜひ公式サイトを覗いてみてください。