理想のカップを探す旅の終わり
最近、食器を少しずつ処分している。
いつかカフェを開いた時に使おうと買い集めていた品々はキズが多いものもあればレアなものもあり、玉石混交。
大切に保管してきたので、好きな方に手にしてもらうよう工夫しながら放出しているけど、検品する中で「これは」と思うものは手元に残す。
このKiltaはここ数年最もよく使うカップだ。
普段使い用の棚には他にもカップが並んでいるけど、ついついこれを手にしてしまう。
色は褪せ、、キズもあり欠けがあり、しっかり色のついた貫入はヒビが入ったようで見た目ボロボロ。
キレイなカップは他にもたくさんあるのにこれを使うのは、手に馴染むサイズ感のようだ。
持ち手を使わずにワシっとカップ掴んだ時の心地よさが抜群なのだ。
付け加えるなら無地の黄色は気分を少し上げてくれる。
私がコーヒーに興味を持つようになった頃、お気に入りのカフェは両店ともTeemaのC&Sだったのを考えると数十年を経て一周回って戻ってきたようである。
長かったカップを探す旅はこれで終わりなのかな。また続ける時が来るのか楽しみでもある。