小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―
タイトルの二人に限らず料理研究家を軸に、社会やメディアなども含めて時代を読み解く内容でぐいぐいと読み進むことができる。
中でも桐島洋子さんの項は現在にも通用することが多く、読み応えがある。
「世の中には手間ひまをかければかけるほど心がこもるのだと信じる人も多い。しかもそういう人は、昔ながらの方法や手順にやたらと固執して、合理化や省力化には眉をひそめる」ために、料理初心者がかえって「意気阻喪してしまいかねない」
このほかにも料理に限らず広い分野に響く言葉が続く。
ちなみに2000年代では高山なおみさんが取り上げられている。
本書にも出てくる料理の鉄人のYoutube「料理の鉄人 小林カツ代 vs 陳建一 テーマ:ジャガイモ」。カツ代さん7品、陳さん4品。
当ブログではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介している場合があります。